図書館のおはなし会で司書の方に、絵本のえらび方を聞いてきました。
0歳児はまだ目がよく見えていません。赤ちゃんの視力は、生後3カ月で0.1以下、その後0.1~0.2ぐらいまでになるそうですが、遠くのものはもちろん、近くのものでもボヤけて見えてしまいます。
まだ視力が発達していない赤ちゃんにはどんな絵本がいいのでしょうか。
背景がごちゃごちゃしていない絵本
背景がごちゃごちゃしていると、赤ちゃんはどこを見ていいのかわかりません。
賑やかな背景だと、真ん中に対象の人物や動物がいてもそれを抽出してみることができません。
たとえば「魚」の絵本があったとします。背景に海の中の風景が入っていると、親にとってはそれが当たり前なので違和感なく見られると思います。でも、赤ちゃんはサンゴだったり、ワカメだったり、見るものがたくさんあって魚に集中することができないのです。
なので、背景は白色や柄が入っていないものの方が赤ちゃんにとって「見やすい絵本」となります。
対象物がひとつの絵本
上に挙げた「背景がごちゃごちゃしていない絵本」と同じ理由です。
たくさんの人物や動物がいると、赤ちゃんはどこを見ればいいのか分からなくなってしまいます。
コントラストがはっきりとしている絵本
赤ちゃんの視力はまだ0.2以下。薄い色は背景と馴染んでしまって、認識しづらいです。
色が「赤」「青」などはっきりとしているものの方が赤ちゃんにとって見やすくなります。
擬音が使われている絵本
赤ちゃんは、物語を読んであげてもまだ分かりません。
「だるまさんが」の絵本に使われているような「どてっ」「ぷしゅー」など擬音で、赤ちゃんが声に出しやすいものがおすすめです。
擬音が使われている絵本でうちの赤ちゃんが好きだったものをご紹介します。
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