子どもの”知育”というと、「こどもちゃれんじ」や「ディズニーの英語システム」などの教材を使った教育が思い浮かぶと思います。
実はお金をかけなくても、家にある空箱やトイレットペーパーの芯など、ゴミになってしまう前の廃材でも知育になるんです。
今回は、我が家で実践している知育工作をご紹介します。
ハサミとセロテープ、のりなどがあればできるので、ぜひ実践してみてくださいね。
工作は子どもの知育になる!
自分で何をしようかと考えて指先を動かすのって、子どもの発達・知育にとっても大事なんです。
言葉を操る力や思考力、記憶力、運動能力などをつかさどる、大脳。実はこの大脳に、手指の運動が刺激となって、影響を与えると言われているのです。指先をたくさん動かすと、それだけ脳が活発に動き、思考力や記憶力も活性化するのだとか。成長期の子どもには、ぜひ指先を使った運動を取り入れてみたいものです。
参考:ベネッセのホームページ
指先を動かすと、脳が活発に動き、思考力だけでなく記憶力も発達するんです!
「認知症の予防には指先を動かすといい」と言われていますが、指先の運動は、お年寄りだけでなく、子どもにとってもいい影響を与えます。
ゴミになる前に! 工作で使える廃材
箱類は基本、捨てる前に子どもの工作材料コーナーに置いています。
「見た目が悪いから」と隠してしまうと、子どもも新しいものが増えたことに気づかないので、すぐ見える位置に材料コーナーを作っています。
こうしておくと、工作の気分になったとき、すぐに子どもが手を伸ばすことができます。
工作が終わったら1〜2回使って、見向きもしなくなりますが、そうなってから空箱は捨ててしまえばいいんです。
見本はママ、パパ、テレビ、YouTube!
初めから自分で考えて工作するのは無理なので、まずはママが見本を見せてあげましょう。
工作が好きなパパは多いと思うので、パパにお任せするのもいいですね。
どんな見本がいいかわからなければ、テレビの真似をするのもおすすめ。
NHKの「英語であそぼ」は工作コーナーがあって、ちょっと複雑だけどお気に入りで、工作タイムに突入します。
ほかにも、NHKの「いないいないばあ」や「ノージーのひらめき工房」、ママなら見てたかな? 「つくってあそぼ」のワクワクさん(久保田雅人さん)がYouTubeを始めたので、参考にしてみるといいかもしれません。
セロテープで貼るだけでも楽しい!
我が家はセロテープは使い放題にしています。
もちろん、無駄づかいはダメ! と、適量や使い方を教えています。
2歳や3歳の子どもなら、シール貼りが大好きだと思います。
箱どうしをくっつけるだけ。
これだけでも、子どもは楽しいんです。
小河童ちゃんが箱どうしをくっつけただけの作品。
パソコンなんだそうです。
「小河童ちゃん、お仕事するから!」と、私の真似をしてキーボードをカチャカチャ叩いています。
たまにレジになって、お買い物ごっこになることもあります。
3歳くらいでハサミの練習!
3歳くらいになれば、1人でハサミを使うこともできます。
小河童ちゃんは2回ほど洋服を間違えて切ってしまうことがありましたが、アップリケなどで補修しました。
スモッグなど、工作用のお洋服があると、ママは安心かなと思います。
ハサミを使えるようになると、いろんなものが切ってみたくなります。
小河童ちゃんはソファーのカバーを切ってしまったことがありました。
「切ってみたくなっちゃった……」と言っていましたが、「これは切ったらどうなるんだろう」という好奇心が芽生えていたのかなと思います。
なので、そんなときは端切れや、折り紙、画用紙、葉っぱなど、いろんな素材のものを切ってあそばせていました。
まだ3歳くらいだと危ないので、ママが近くで見ていてあげましょう。
工作嫌いの子どもはどうする?
小河童ちゃんは、もともと外であそぶのが大好きで、工作は見向きもしませんでした。
保育園や子育てセンターで工作をやらせてみても、全然しない……。
「この子は工作が嫌いなのかな」と思っていたのですが、幼稚園でみんなと工作するようになってから、家でも黙々と何かを作るようになりました。
「この箱使う?」と聞くと、「いるっ!!」と目を輝かせて、なにを作るか考えています。
子どもには、その子の”やりたい時期”、”そうじゃない時期”があります。
やりたい時期に、思いっきりやれる環境を作ってあげると、子どもは楽しくてどんどん伸びていきます。
大人だってそうですよね。
子どもが今やりたいこと、興味があることがなんなのか見極めて、興味が出たときにその部分を伸ばしてあげるようにママはサポートしましょう。
「指先・頭の運動で知育」まとめ
いかがでしたか、空箱などの廃材を使った知育をご紹介しました。
指先を動かすことは、脳の活性化につながります。
自由に工作してみたり、課題を与えてそのとおりに作ってみたり。
好きなように作るのは楽しいけど、ときには見本を示して「どうやったらこの形になるのかな」と、考えながら作ることも大切です。
そこから新しい気づき、発想が生まれます。
そして、廃材を使うことで、ものを大切にする心も芽生えます。
子どもと楽しくあそびながら、知育ができるといいですね。
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