生後5ヶ月になると離乳食が始まります。
午前中に、ドロドロにすりつぶした10倍がゆをスプーン1杯から始めてください。
首がしっかりとすわり、寝返りがうてるようになる赤ちゃんもいます。
「あー」「うー」といった喃語(なんご)をしゃべる赤ちゃんもいますので、目を見て声をかけてあげましょう。
5ヶ月の赤ちゃんの成長
身長・体重
男の子 | 女の子 | |
---|---|---|
身長 | 61.9~70.4cm | 60.1~68.7cm |
体重 | 6.1〜9.2kg | 5.7~8.6kg |
5ヶ月の赤ちゃんの身長の平均は男の子が61.9~70.4cm、女の子が60.1~68.7cmです。
体重の平均は男の子が6.1〜9.2kg、女の子が5.7~8.6kgです。
赤ちゃんの身長は10cm以上伸び、体重は約2倍になり、赤ちゃんの成長を実感しますね。
睡眠時間
夜中にまとめて寝てくれる赤ちゃんが増えてきます。
朝まで寝てくれる赤ちゃん、夜間授乳が1回になる赤ちゃん。ママは、やっと夜中に休めるようになってくる時期です。
冬場や乾燥している日は、喉がかわいて目を覚ましてしまう赤ちゃんもいますので、しっかりと加湿して授乳や白湯で喉をうるおしてあげましょう。
夜よく寝るようになった赤ちゃんがいる反面、夜泣きをする赤ちゃんもでてきます。
夜泣きの原因は、
- 脳が急激に発達しているから
- 歯が生えてムズムズするから
などといわれていますが、夜泣きのメカニズムはまだ解明されていません。
我が家も5ヶ月頃から夜泣きが始まり、20時〜1時頃まではぐっすりと寝てくれるんですが、その後朝まで1時間おきに泣いていました。
やっと寝れると思ったらまた泣いて……の繰り返しでママは辛いと思います。
赤ちゃんの首がしっかり座ってきている時期なので、添乳(そえちち)など、ママが楽できる方法で乗り切りましょう。
行動・体の発達
手足を元気にパタパタと動かせるようになって、指の動きを見たり、足の指をしゃぶったり自分の手足の動きに興味を示します。
物を力強く握る力がついてきますので、ママは授乳中に髪の毛を引っ張られることもあります。
自分から、興味のあるおもちゃに手を出すようになります。
寝返り
生後5ヶ月になってくると、体重の軽い赤ちゃんや薄着で動きやすい服装をしていると。寝返りをする赤ちゃんもでてきます。
寝返りやハイハイは、やりたがらない赤ちゃんもいます。
発達には個人差があるので、寝返りやハイハイが遅くても気にすることはありません。
ことば(喃語)
「あー」「うー」だけだった喃語(なんご)ですが、「ぱぱぱぱぱ」「ぶー」など、おしゃべりできる言葉が増えてきます。
赤ちゃんは声を出して、自分の声を聞き、楽しい気持ちになっています。
ときおり、「ギャーーーッ」と叫んでビックリすることがあるかもしれません。
赤ちゃんがご機嫌にしていれば、声を出してあそんでいるだけなので、「元気だねー」「ママビックリしたよー」とお話ししてあげましょう。
「ママとお話してる!」と、赤ちゃんもうれしくなりますよ。
離乳食開始! 10倍がゆから始めよう!
生後5ヶ月から離乳食を開始する赤ちゃんもいます。
離乳食を始める目安
- 生後5〜6ヶ月
- 首がしっかりとすわっている
- 支えると座れる
- 食べている姿を見て、欲しそうにする
- スプーンを口に当てても嫌がらない
まずは1日1回、午前中(10時頃)に始めます。
午前中に初めての食材を試すのは、アレルギー反応が出たときにすぐ小児科へ行けるようにするためです。
- 初日は、なめらかにすりつぶしたドロドロの10倍粥を1さじ(小さじ1〜)。
- 2、3日ごとに1さじづつ増やす。
離乳食だけでは赤ちゃんもお腹が減ってしまいますので、離乳食後にミルクか母乳を与えてください。
離乳食を開始してから1ヶ月間は、あせらずに飲み込む練習だと思って慣れさせましましょう。
栄養はミルクや母乳からとるので、用意した量を食べきれなくても大丈夫。
スタート時の量は慎重に増やしていきますが、慣れてきたら少し多めにあげてもOK。
ただし、タンパク源は赤ちゃんの未熟な内蔵に負担がかかってしまうので、あげすぎないように注意が必要です。
離乳食作りが大変なときは
野菜をやわらかくなるまで茹でて、すりおろして…という行程はとても時間がかかり、赤ちゃんを見ながらの離乳食作りは大変な作業です。
そんなときは、パルシステムの「バランスキューブ」が便利! 数種類の野菜をミックスしたペーストなので、解凍すればそのままあげられます。
離乳食づくりが大変な「ごっくん期」だけでも利用するといいですよ。5ヶ月はまだまだ大変な時期、ママも手を抜けるところは抜いてくださいね。
粉ミルクと母乳
離乳食を開始してからの1ヶ月は、栄養を離乳食から10%、粉ミルク・母乳から90%補給します。
まだまだ、粉ミルクと母乳がメイン。
粉ミルクの場合は、離乳食後を除き、4〜5回が目安です。
母乳は欲しがるだけ与えて大丈夫です。
「離乳食が始まったら、赤ちゃんの生活リズムをつけるために間隔をあけていきましょう」と書いてある育児書もありますが、母乳はミルクのように一定量を与えられるわけではありません。
授乳間隔があけば、母乳の分泌量が減ってしまいますので、無理して授乳間隔をあけなくても大丈夫。
赤ちゃんのようすをみて母乳を調整してあげましょう。
生後5ヶ月の赤ちゃんの成長(寝返り/お座り期)まとめ
生後5ヶ月になると、離乳食が始まります。
離乳食になって「楽になった!」というママもいれば、「離乳食づくりが大変」というママもいます。
生後5ヶ月の赤ちゃんは、食べ物を飲み込む練習中。
栄養は母乳や粉ミルクで補給するので、食べる量が少なくても、きちんと飲み込めていれば大丈夫。
離乳食づくりが大変なら、まとめてつくって冷凍したり、生協などの宅配を利用して無理のないようにしてくださいね。
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