寒い冬の日、赤ちゃんの服装や布団はどうすればいいのか悩みますよね。
大人なら寒ければ洋服を着れるけど、赤ちゃんは寒くても教えてくれません。真冬で寒いはずなのに、布団はすぐに蹴飛ばすし…。
赤ちゃんが快適に寝れる室温や服装、布団はどんなのなんでしょうか。ここでは「赤ちゃんの冬のねんねのギモン」にお答えします。
赤ちゃんは夏より冬に強い!
赤ちゃんは、実はとっても暑がりなんです。
新陳代謝が活発で発熱量も多く、赤ちゃんの小さい体には大人と同じ数の汗腺があるので汗っかきです。寒いから、大人と同じ数の服を着せて布団をかけて…。心配だからついやってしまいますよね。
でも、赤ちゃんに服や布団を着せすぎてしまうと、「うつ熱」といって、体内に熱を溜め込んでしまいます。このうつ熱が「乳児突然死症候群」の原因のひとつではないかといわれていますので、着せすぎには注意が必要です。
暑くて汗をかいてしまうと、汗で冷えて風邪の原因にもなってしまいますので、汗をかいていたら服を1枚減らしてあげるようにしてください。寝付いてから30分くらいが汗をかきやすいので、背中に汗とりガーゼを入れて30分くらいたったら抜いてあげると、着替えさせる必要もなく便利です。
赤ちゃんは寒ければ、激しく泣いて体温を高めることができます。
激しく泣くようであれば、腕や身体を触ってみて冷えていないか確認し、冷えているようなら1枚足してあげましょう。
手足が冷たくても大丈夫!靴下は必要ない
赤ちゃんの手や足が冷えていたら、靴下やミトンをはめて寒くないようにしてしまいそうですが、よほど寒くなければ室内では靴下は履かせる必要はありません。
その理由は
- 発達の面で手や足でものに触れて感覚が養われるので、靴下やミトンはその妨げとなる
- 赤ちゃんは手や足で体温調整をしている
からです。
人は自律神経の働きで、外の空気が冷たいと手足を冷たくして体の熱を逃がさないようにし、暑いときは手足に汗をかいて熱を外に出すことで余計な熱を体内に残さないようにします。
靴下を履かせると、この自律神経の発達が弱まってしまいます。
ただ、ミトンは赤ちゃんが自分の顔をひっかいてしまうようならつけておいても大丈夫です。
赤ちゃんのかわいい顔が、傷だらけになってしまってはかわいそうですからね。
小河童ちゃんも顔をひっかくことが多かったので、ミトンはつけていました。
赤ちゃんに最適な冬の室温・湿度は?
赤ちゃんにとって過ごしやすい冬の室温は、18度〜21度。20度前後が最適とされています。
湿度は40%~60%を保つようにします。
乾燥していると風邪などのウィルスの活動が活発になったり、赤ちゃんの肌が乾燥でひび割れてしまうことがあります。
加湿器がない場合は、室内に濡れたタオルや洗濯物を干しておくだけでも加湿効果があるので、試してみてくださいね。
赤ちゃんの冬の服装
新生児〜3ヶ月までの赤ちゃんの服装(首すわり前)
短肌着+長肌着+ドレスオールが室内で着る服の基本になります。
まだ寝るときにパジャマに着替えさせる必要はありません。普段着ている服を夜も着せて大丈夫です。
寒いようならベストやカーディガン、スリーパーなどをプラスしてください。
3ヶ月〜の赤ちゃんの服装
ねんね、ハイハイの頃の赤ちゃんは、
コンビ肌着+ロンパースが基本の服装になります。
つかまり立ち〜1歳くらいには
ボディスーツ肌着+セパレートのパジャマが基本の服装になります。
赤ちゃんのうちはパジャマに着替えさせる必要はありません。1歳くらいになったら夜寝るときはパジャマに着替えさせ、メリハリをつけるようにしましょう。
寒いようならベストやカーディガン、スリーパーなどをプラスしてください。
服装はあくまで目安です。
首がすわれば、ねんねの赤ちゃんにボディスーツ肌着を着せても、パジャマを着せても大丈夫です。
冬の赤ちゃんの布団はどう着せればいい?
冬は毛布と掛け布団をかけてあげます。
ママと添い寝の場合はポカポカしてあたたかいので、毛布はなくても大丈夫。
ただ、赤ちゃんは寝相がすごく悪い!
上下逆になっていたり、「なんでこんなところに!?」というところで寝ていたりします。
布団も蹴飛ばしてしまって、寝ているうちに冷え切ってしまうことも。
そんなときはスリーパーを着せて寒さ対策をしてあげましょう。
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