7月、8月の真夏は、夜になっても気温が下がらず寝苦しい日が続きます。暑い夏の日にエアコンを消して寝ると、知らず知らずのうちに気温が上がって熱中症になってしまうことがあります。
また、夜中に何度も目が覚め、赤ちゃんが睡眠不足になって体調を崩してしまうことがあるので、夏場は夜中も快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
赤ちゃんが夏の日に快適に眠れるための工夫、エアコンの温度、布団、服装などについてご紹介します。
夏の夜、赤ちゃんが快適に過ごせるエアコンの温度は?
7月、8月は、30度を超える真夏日が多く、夜中も蒸し暑い日が続きます。エアコンを切って寝ると、知らず知らずのうちに室温が上がって熱中症になってしまう危険があります。暑い夏の夜は、冷やしすぎなければエアコンは付けっぱなしでも大丈夫です。
エアコンの温度は、28℃くらいの設定にして冷えすぎないように注意しましょう。エアコンの風が直接あたらないように注意してあげてください。エアコンの温度を下げすぎると、赤ちゃんが寝冷えしてかぜをひいてしまうことがあります。
体温調節が苦手な赤ちゃんは、エアコンを付けたり消したりすると気温差についていけず体によくありません。一定の温度で保ってあげることで夏の夜でも快適に眠ることができます。
エアコンはホコリやカビの予防のために、こまめに掃除をするようにしてください。
エアコンを付けっぱなしだと、赤ちゃんが体温調整がうまくできなくなる!?
エアコンを付けっぱなしにすることで「赤ちゃんが体温調整をうまくできなくなるのではないか」と心配されるママもいるかと思います。確かに昼夜問わず、1日中エアコンの効いた部屋で過ごすのはよくありません。
赤ちゃんの体温調整の訓練のために、朝や夕方などエアコンを付けない時間を作り、涼しい時間にお散歩や公園であそばせてあげましょう。
寝ている時間やご飯のときはエアコンを付けて、暑い夏の日でも快適に過ごせる環境が理想的です。
扇風機は赤ちゃんに使っても大丈夫?
扇風機は使っても大丈夫ですが、風が赤ちゃんに直接あたらないようにしましょう。風が直接あたると体内の水分が奪われ、脱水症を引き起こすことがあります。
扇風機の風を直接赤ちゃんにあてるのではなく、壁や天井に向けて空気を循環させるようにしてください。
お恥ずかしい話、私は赤ちゃんに扇風機の風をあててはいけないことを知らず、新生児の赤ちゃんに弱風であててしまっていました。
その結果、こんなことが起こりました。
「赤ちゃんに扇風機の風をあててはいけない」ということを身をもって体験しました。みなさん、注意してくださいね!
熱冷却シート(熱さまシート、冷えピタなど)を使って快適睡眠
赤ちゃんは体温が高くとっても暑がりです。寝苦しそうな夏の夜は冷却シートを使うという手もあります。熱を逃がしてくれるので、熱中症の予防にもなります。
ただし! 熱冷却シートを使用している間は、絶対に赤ちゃんから目を離さないでください!
なにかの拍子に熱冷却シートがずれて、口と鼻をふさいで窒息するという事故が多く発生しています。とても便利なのですが、使用する際は十分ご注意ください。
掛け布団は必要?
赤ちゃんは暑くて寝苦しいのか、布団を蹴飛ばしていることがよくあります。そんなときは掛け布団ではなく、タオルケットやバスタオルで大丈夫です。足先を出して、お腹だけにかけてあげるとお腹を冷やさずに、快適に眠れます。
赤ちゃんはたくさんの汗をかくので、敷き布団の上にバスタオルを敷いてあげると洗濯も簡単で便利です。湿気で布団にカビが生えないように、天気のいい日はお布団を干してあげましょう。
赤ちゃんが寝るときの服装はどんなのがいい?
「肌着+パジャマ」の服装は大人でも暑いのに、体温の高い赤ちゃんはもっと暑く感じています。
暑い日は肌着だけでも大丈夫です。肌着は、お腹が出ないボディスーツ肌着かコンビ肌着がいいでしょう。
肩が冷えないように袖があるもので、メッシュなどの通気性がいいものがおすすめです。
夏の汗対策には、汗とりガーゼがおすすめ!
寝ているときに赤ちゃんは大量の汗をかきます。汗をかいたままだと夏かぜをひいてしまったり、あせもの心配があります。
肌着を脱がせて着替えさせるのでは、赤ちゃんが起きてしまいます。そんなときに便利なのが、汗とりガーゼです。肌着の下に汗とりガーゼをつけておけば、赤ちゃんを起こさずに取り替えることができます。
授乳の度に交換してあげると、赤ちゃんも快適に過ごせます。
朝起きたら水分補給!
汗っかきの赤ちゃんは、寝ている間に大量の汗をかいています。起きたら母乳、白湯、麦茶などで水分補給をしてあげましょう。
また、あせもの予防のためにお湯のシャワーで汗を流してあげるといいですね。
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